日本語ラップが苦手な人にオススメしたい曲3選

1.くるり「上海蟹」

YouTubeの関連動画にあがっていたのが出会いだった。それまでラップと言えば、黒人がyoyoしてるイメージだったし、フリースタイルダンジョンみたいな、いわゆるパリピがクラブで歌っているイメージだった。

だから、くるりのこの曲は衝撃的だった。この曲は聞くたびに好きになる。まず、「上海ガニ食べたい〜」のキラーフレーズにハマる。気づけば上海ガニ〜と口ずさんでいる。

次に最初の「目を閉じればそこかしこに広がる…」のノリノリパートに体を揺らしている自分に出会う。他にもPVのイラスト、その曲のストーリーなど1曲で何度も美味しいポイントが多すぎる。そして、それを包んで、しっかり「くるりの音楽」としてパッケージしてしまう世界観。

マジでガチでマジガチに好きな一曲。(死語)

2.PANPEE「お嫁においで」

加山雄三という日本の大将がいる。都市伝説ではあるが、彼の代表曲「海よ、俺の海よ」は日本の海の83.5%を支配している彼を讃える歌だという噂だ。

PANPEEはゆるいラッパー。パンピーの意味は直訳すると「一般人」。

通っていた中学が相当の不良学校で、いじめられっ子グループに属していたが、「ゲームをたくさん持ってるからあいつはイケてる」と言う理由で、不良でもなくいじめられっ子でもなく、一般人の地位を築く。これが名前の由来となった。

一般人が大将の歌を歌う。

もちろんオリジナル「お嫁においで」はラップではない。PANPEEのアレンジで曲は進行していく。

僕の〜お嫁においで〜

思いつめる必要はなくて、あなたはそのままでゆるく人を愛していいと思える。

3.KiD

https://platform.twitter.com/widgets.js

大阪で結成されたKiDは若干19歳のヒップホップバンド。バンドセットで、自分たちのヒップホップを軸に活動している。

彼らの持ち味はやっぱり、バンド演奏。打ち込みではない温かみ、それがグルーヴになって、さらに曲を盛り上げる。

そして彼らのライブはアツい。しっかり自分たちのアイデンティティがそこにはある。そして、見える。だから、ライブに参加したくなる。気づけば身体を揺らし、「え?もうライブ終わり?」そう言いたくなる。

 

____

日本語ラップはどんどん変わってきている。ジャンルの垣根を破壊するパワーが、ラップにはある。曲の一部分にラップが入ってきたり。

ラップは欧米文化発祥だから、日本語にはラップは適さないとずっと言われている。日本語にしかない表現、曖昧で繊細なことば、尖った表現。そういうものが好きだ。

日本人は古来より、ことばを紡いできた。日本語ラップはまだまだ増えてくると思う。楽しみだ。

 

writing by モリクラ(@1997design_)

ってか、モリクラって何者?自己紹介します。

6月からオンガクのライターをさせて頂いています、モリクラヒロキです。

1997designというデザイン事務所の代表をやっています。1997年生まれのハタチです。名前を漢字にすると「森倉悠希」よくユウキと読まれますが、ヒロキです。母親が「悠」という字を使いたくて、父親は「ヒロキ」という名前にしたくて、その2つを合体させたそうです。漢字ってマジ便利ですよね。

普段はバンドのデザインをしたり、企業、行政、ネットメディアのデザイン周りなど幅広く活動しています。一番よくやる仕事はロゴデザインとブランディングです。

ロゴデザインはこんなの作ってます。


これも実は僕のお仕事だったりします。

 

ブランディングっていうのはすごーーく分かりづらいんで、簡単に言うと「らしさ」を作るデザインのこと。らしさを大事に、どうやったらバンドが売れるのかな?プロジェクトは上手くいくのかな?とかをデザインを使って考えること。

( ˘•ω•˘ )「全然簡単に言えてねぇぞ!この、フォッカチオ野郎!」

ひいぃ…

要は全体の雰囲気のデザインってことです。すみません。

僕のやっている「1997design」ではロゴ、ブランディングに関わらずにデザインなら何でもやってます。バンドのフライヤー作ったり、行政のパンフレット作ったり。

( ˘•ω•˘ )「えっとぉ、なんでデザイナーになったんですか?」

中学生の頃からバンドをしていました。「将来は音楽で食べていくぞ!」と思っていたのですが、笑えるくらいに歌が下手で笑えないくらい曲が作れなかった。

もう音楽では食べて行けない。

絶望している私は、1つのCDと出会います。

Hi- STANDARDはこのCDを最後に、長い活動休止期間に入ります。「ラブ・イズ・ア・バトルフィールド」はぼくの大好きなCD。有名な「はじめてのチュウ」のカバーが入ってるやつ。

CDジャケットに感動して、これ誰が作ってるのか気になった。調べていくうちに、どうやら、グラフィックデザイナーという職業の人がが作ったらしかった。

「CDジャケット作ることを仕事にしたら、バンドと一緒に仕事もできるし、音楽で飯食えるんじゃね!」

僕は思った。

あと単純に、グラフィックデザイナーという肩書きに憧れた。

 

ー 理想 ー

「ねぇねぇ、仕事何してるの?」
「グラフィックデザイナーさ。」
「ハァァァン//// 付き合って!!」

ー 現実 ー

「仕事何してるんやっけ?」
「あ、グラフィックデザイナーです」
「へー、なんか難しそう」

 

難しそう、とは!!??職業に難しいってなんだよ!俺からしたらイヴ・サンローランの方が難しいよ!サマンサタバサって何それ、美味しいの?醤油かけてやろうか?ぁぁ??スタバの新作とか、いちいち覚えてらんねーよ!

はぁ…はぁ…。

 

そんなこんなで僕はグラフィックデザイナーになることに決めました。元々絵が好きだったので、作ることに抵抗はありませんでした。

そして2016年の3月。僕は大阪デザイナー専門学校グラフィックデザイン学科に進学するのでした。

進学してからは大阪・高槻にあるライブハウス「SOUND HOUSE RASPBERRY」でデスクとして勤務しました。WEBの更新だったり、イベントのフライヤー作ったり。多い月でポスターを5.6枚作ってました。

 

( ˘•ω•˘ )「あのぉ、好きなバンドとかいるんですか?」

 

お!さすが、オンガクの読者さん。よくぞ聞いてくれました。

チャットモンチー、マキシマム ザ ホルモン、ガガガSP、Hi-STANARADが大好きです。この4つは僕の中で四天王的存在で、世界一好きなバンドが4つある感じ。他にはNUMBER GIRL、銀杏BOYZ、andymori、くるりなんかをよく聴きます。最近だとCHAIがすごく好き。歌詞がアツいバンドだったり、どこか熱量を感じられるバンドが大好きですね。はっぴぃえんども好きだし、ニガミ17才も好き。マジで幅広いです。

音楽が大好きで、音楽で暮らしていきたい人はたくさんいると思う。でも皆、あきらめて違う仕事に就く。楽しい週末2日のために5日間を耐えるよりも、7日間ずっと楽しい方が僕は幸せだと思う。

この世の中、音楽に関わる仕事なんて山ほどあります。デザイナー、ライター、カメラマン、MV監督など。仕事は作る時代になろうとしつつあります。今はカメラマンが多いけど、ライターは少ないかもしれない。やり方は自分次第。

 

( ˘•ω•˘ )「で、モリクラさんはどんな人なの?」

 

日本一夢を応援するデザイナーで、ライブハウス大好きで、デザイン事務所の代表で、音楽WEBライターで、イラストレーターで…

( ˘•ω•˘ )「長い。まとめろ。」

デザイナー(20歳・彼女無し)です!!

これからも頑張って楽しい記事書いていきますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです。noteというアプリで「20歳の独立日記」というブログも書いてますので、モリクラに興味がある方は是非そちらもご覧ください。

20歳の独立日記はこちら

僕の Twitter はこちらです!フォローミー!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

writing by モリクラヒロキ(@1997design_)

次、ライブを見に行くならザ・モアイズユーにしなさい。

ザ・〇〇で始まるバンドは音楽に対する潔さを感じる。
直球勝負な感じ。

今回紹介する「ザ・モアイズユー」はそんなバンドだ。

まず、曲が良い。

「今夜だけは君のそばにいたいんだ」

人生で一回は言ってみたい。

「ねぇ、今日、俺の家来なよ」
「えー…」
「ホラー映画鑑賞会しようよ」
「だって〜…」
「今夜だけは君のそばにいたいんだ」
「…」

このセリフは言う人を選ぶ。ザ・モアイズユー
Gt/Vo 本多真央から、同じセリフを言われると僕は家に行くだろう。

ザ・モアイズユーの魅力の1つに歌詞がある。
一つ一つの歌詞は人に溶けて曲に溶けて、
スッと心に入ってくる。まるで、染みるように。

ザ・モアイズユーって、
“しっとり系”のバンドなのね?

と思ったあなた。

違う!!!!
ザ・モアイズユーはライブバンドだ!!!!!

ザ・モアイズユーの本当の魅力はライブだ。Ba/Cho 以登田豪の熱量に溢れるステージング、Dr/Cho 峰松慧の正確で、まさに音が迫ってくるかのような迫力のあるドラム。そして、Gt/Vo 本多真央の時に優しく時に激しく、愛しさと切なさと心強さのこもったボーカル。

SEが鳴り、バンドが登場。一音目を鳴らす。そこからはザ・モアイズユーのペースというかなんというか。音に包み込まれる。そして、「またライブ絶対行こっ」が生まれる。その輪は今や、全国に広がる。

 

 

 

ザ・モアイズユー、既に色々なイベントに引っ張りだこの大人気バンドだ。GOODLUCKイナズマロックフェス、ミナミホイール、見放題2018、でらロックフェスなど。

最新作「海辺の足跡」はタワーレコード新宿、名古屋、梅田など全8店舗で発売され、「花火」は梅田NU茶屋町店では異例のロングセラーを叩き出している。

そんなザ・モアイズユーは2018年の6月30日に、キャリア初となるワンマンライブを行う。6枚目のシングル、「海辺の足跡」の全国ツアーのファイナルだ。

会場はバンドが高校生の頃から通うライブハウス、SOUND HOUSE RASPBERRY。キャパシティ150人収容の小さなライブハウスだ。バンドとの距離も近い。そんなところでザ・モアイズユーの珠玉の名曲達を聴くことができるのは、もうラストチャンスな気がしている。

「ロックバンドは今日も、誰かを照らすために歌う」

暗い毎日を、明るく照らしてくれるパワーがこのバンドにはある。しかもただ明るく照らすだけじゃない。「頑張れよ」とも言わない。ただ、そばにいてくれる。

バンドが売れる沸点は確実に近い。だから、次ライブを見に行くならザ・モアイズユーがいいと思う。6月30日、ワンマンライブです。僕も行きます。

ザ・モアイズユー公式Twitter
ザ・モアイズユー公式webサイト

 

writing by モリクラヒロキ(@1997design_

関西バンドシーンの新星。 anica

あ、売れる。

彼らのはじめての音源「在り来たりな日々」の開始5秒、そう感じた。

 

音楽視聴サイトEggsで公開されるとすぐにデイリーチャート1位。
「SCHOOL OF LOCK!」での全国ラジオ放送。
東京、名古屋、大阪、各地のイベントには引っ張りだこ。
今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのバンドだ。

anicaは大阪で結成された男子4人組バンド。
全員が高校卒業したての18歳というから、驚きだ。

曲を聴いてビビッときた。

…anicaに会いたい。

…会って話がしたい。

…ねぇ、構ってよ。

…私のこと好き?

メンヘラになりながら、会いたくて震えながら、
バンドに取材交渉を行った。そしてanicaにとって
初となるメディア取材を行うことが出来た。

 

1 . anica結成の話

anicaは2017年に大阪で結成された。

メンバーは

Gt/Vo. 勝部稜大
Dr. 田中咲音
Bass. 大山聡馬
サポートGt. リョウタ

からなる。

インタビューはGt/Vo勝部は意外な一言から始まる。

「元々やっていたバンドが解散するときに、
もう音楽は辞めようと思ってたんです。」

僕は若くして才能に溢れた人を見ると、きっと悩んだりせずに
自分の思うままにやってきたんだろうなと思ってしまう。
だからとても意外だった。

それから勝部は、弾き語りでライブを行ううちにやっぱり音楽がしたい、
バンドをしたいと思うようになった。

「一番初めに加入したのはドラムの咲音でした。咲音とは地元のライブハウスでよく会う関係で、一緒にやったら楽しそうだなと思って誘いました。」

たしかに咲音の笑顔は、見ると元気になれる。

そして咲音の同級生だったベースの聡馬、
共通の知り合いだったリョウタがサポートとして参加する。

「咲音に、どうせ高校留年するんやったら、
時間あるんやし一緒にバンドせーへん?って誘われました。」

聡馬は咲音にこう誘われたらしい。咲音のことを、”デリカシーのない奴”と呼んでいたことが印象的だった。

そして、2018年の1月1日。元旦。

anicaは結成されたのだった。もしかしたら、今のanicaの勢いには
日本の神さまのパワーが働いてるのかもしれない。

だが、そうとしか思えない「ナニカ」がanicaにはある。

(これ言いたかった。)

 

2 . ライバルの話

anicaに、負けたくないバンドは?という質問をしてみた。

「Re:name、堤信二…。やっぱり、同年代には負けたくないですね。あ、でも、それよりも地元の先輩に負けたくないです。」

せ、先輩…?

「かっこいい姿をたくさん見てきた分、やっぱり超えて行かないといけないという意識は常にあります。HEADLAMP、アルコサイト、かっこいい先輩ばっかりいたので。」

バンドマンは2つに別れる。戦うバンドと、戦わないバンドだ。anicaはきっと後者で、これからもずっと戦い続けるバンドだと感じた。

常に上を見て、自分たちの未熟さを感じ、ぶちのめされて。よく切れる剣は、強い力で鉄をぶつけなければ完成しない。まだ18歳だ。可能性しかない。

質問は続く。

3 . 曲作りのこだわりの話

「生活感にはこだわっています。日常に溶け込んでいくような。
だから、あんまり難しい言葉も使わないようにしてますね」

anicaの曲を聴いたとき、なぜか懐かしかった。

いい音楽は情景を連れてくる。

anicaの「在り来たりな日々」には生活の匂いがする。
晩ご飯の準備をする母の背中、ゲームをする友達の部屋。
好きな人に会いに行く電車の中。

この曲がどうやって生まれたのか聞いてみた。

「これはラブソングを作ろうと思って、作ったんです。昔、彼女と付き合ってた頃に感じたこととか思ったこととか。」

僕の18歳の思い出・・・・。

ん〜・・・・家の共有のパソコンでエッチな動画を見過ぎて、
ウイルスに侵入され、母に叱られてたこと。

ああダメだ、ダメだ。
初回でぶっ込み過ぎだ!

何を質問しても尊敬の言葉しか思いつかない。
負けるな、モリクラ(20歳・彼女無し)。

4.バンドマンとしての理想像

最近SNSでバンドマンのあり方が議論されている。
セトリ問題など。バンドマンとしてどうありたいのか、投げかけてみた。

「曲を聴いて、出てくるイメージと等身大のボーカリストになりたいです。」

「前やっていたバンドがアツいことを言うバンドやったんですけど、なんか違うなと感じて、自分は自分のまま、背伸びせずにやろうと思いました。」

曲から溢れ出る納得感はこれか、と思った。
anicaの楽曲からは、18歳が何言ってんだよ感を一切感じない。
だから、スッと身体に入ってくる。

合わせて、こんなことも聞いてみた。

anicaとしてやりたいこと。

「そうですね、いまが、全てです。やりたいことを全部やれてるので、anicaをずっとやり続けること。誰が抜けたとしても、1人になっても、anicaを背負っていきたいです。」

自分のやりたいことはこれだ。
あとはやり続けていくだけ。

18歳の彼らに可能性を感じずにはいられなかった。
関西バンドシーンのスーパールーキー、anica。

冒頭にも言ったが、未確認フェスティバルなどの大型コンテストにもエントリーをしている。爪あとを残して、バンドシーンに風穴を開けて欲しい。ここだけの話だが、夏にシングルをリリースするらしい。それも楽しみだ。

●anica 公式Twitterはこちら。
●anica 公式Webサイトはこちら。

 

(オマケ) anica Gt/Vo勝部、一問一答。

Q.音楽を好きになったきっかけは?
「Mr.Childrenを聞いたこと」

Q.今好きなバンドは?
「back number」

Q.好きな映画は?
「ソラニン」

Q.好きな漫画は?
「おやすみプンプン」

Q.よくしてもらってる先輩は?
「ニアフレンズGt/Voあつしくん」

Q.曲ができないときにすること
「やったことないことをする」

 

___________

writing by モリクラヒロキ(@1997design_)
photo by 稲岡優哉(@yuya41833659)
at 高槻RASPBERRY(@osaka_raspberry) 楽屋