ライブキッズの生態

皆さんは「ライブキッズ」をご存知であろうか?関西で開催される夏の大型ロックフェス「RushBall2015」で目の当たりにした本物の「ライブキッズ」達の不可解にも見える愉快な行動を、筆者の心の声をまじえて紹介したい。

皆さんは「ライブキッズ」をご存知であろうか?

筆者は昨年、関西で開催される夏の大型ロックフェス「RushBall2015」で、本物の「ライブキッズ」達を目の当たりにした。
今回は、彼らの不可解にも見える愉快な行動を、筆者の心の声をまじえて紹介したい。

 


「みんな、カラフルなズボン履いてる。。。。。。足だけ信号みたい。。。。」

 

dick

まず、カラフルなズボンが目に飛び込んできた。通称「ディッキーズ」といわれるものだ。
ライブキッズたちは上にバンドTシャツ、下はディッキーズを履いていた。赤色、青色、緑色、、、と様々な色を着こなしている。
膝が隠れる程度の丈のディッキーズは男女共通だ。

決してスタイルをよく見せるための服とは言い難く、むしろ今にでも走りださんとするような、動きやすさが見て取れる。
これが彼らなりのライブに行く時の正装なのであろう。

一般的な”おしゃれ”とは感覚が異なるが、あまりにも多い「カラフルズボン族」に、私たちは少しだけ浮いているような感覚になってしまった。

 


 「なんかステップ踏んでる。。。。。。。どこで練習してきたの。。。。。。。」

 

演奏が始まり、いよいよ盛り上がってきた。するとカラフルなズボンのライブキッズ達が踊り出した。

2st

演奏中の音楽に合わせて、両腕を上げ下げしている。それだけに限らず前進しない謎のリズミカルなステップを嗜んでいた。
これを通称「ツーステ」というらしい。(ツーステップの略称だと考える。)
ツーステをするライブキッズたちは、体全身で音楽を楽しんでいるように見えた。

ツーステのすごいところは、見事にどんな曲調に乗ることができることである。私たちも思い切って真似してみたが、案外難しい。
だが、どんな音楽にも乗ることができる快感を楽しむことができた。

 


「え、何???戦いが始まるの?????バトルするの????」

 

曲のAメロが終わり、慣れないツーステを踊りながらも、そろそろ盛り上がりが最高潮を迎える予感を感じていた。

すると、ライブキッズたちが神妙な顔で、まるで交通規制をする人のように輪を作り始めた。

mosh

 

あまりにも大きな輪を作り始めたため、その波にのまれながら思わずライブキッズ達と共に神妙な顔をしてしまっている自分がいた。

「踊れぇええええええええええええええええええええっっっっ!!!!!!!!!!!!!」

ステージから叫び声が耳に届く。
次の瞬間、ライブキッズたちが輪の中心にむかって走り始めた。
mosh2

 

自分の目の前で何が起こっているのかわからず混乱したが、周りを見渡すと、大勢のライブキッズたちが体をもみくちゃにさせていた。
これが俗に言う「サークルモッシュ」である。モッシュをするライブキッズたちは皆笑顔で、とても楽しそうに見えた。

 


「どうするんだろう、、、、、下に落ちてるやつ、、、、、、」

 

一言で言い表せば、モッシュはかなり激しいリズミカルな「おしくらまんじゅう」である。
あまりにも激しく動いているため、地面をみると案の定、誰かの持ち物であろう「タオル」「靴」「帽子」が落ちていた。

気になるがどうすればいいものかわからない。

サビが終わり、Bメロが始まると、何人かのライブキッズたちが下に落ちているものを拾い、肩車をし始めた。
すると、肩車されているライブキッズが落とし物をみんなに見えるように、腕を高く突き上げ

「これ、誰のぉおおおおおお!!!!!!?????」

と必死に叫んでいた。その光景を見た時に思わず感動してしまった。(写真は少し違う。探したが見つけることができなかった。)lift
持ち主が見つかると拍手が起こる、気づけば私も拍手していた。

 


「なんだ?!?!?!よくわからないけど、すごく楽しいぞ??!?!?!?!」


またBメロが終わり、サビが始まりそうになった時に、輪が出来上がり始めていた。
筆者も、「モッシュ」というものを体験してみようと試みた。
サビが始まり、ライブキッズ達にまぎれて「かなり激しいリズミカルなおしくらまんじゅう(モッシュ)」の中に入ってみた。

その中は、喜びの感情に溢れた空間だった。
隣にいる人が誰なのかは全く分からない。性別も世代も超えて、とりあえず隣の人と肩を組み、共に笑顔になっている空間がそこには広がっていた。

sakuru

 


音楽の楽しみ方は、人それぞれである。ライブキッズ達の生態というよりかは、ライブキッズなりの「音楽の楽しみ方」を目の当たりにすることができた。

友人達と共に「ツーステ」の練習をしながら、彼らなりの音楽の楽しみ方を、もう少し研究したいと思った。

 

オンガク編集部

投稿者: オンガク編集部

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